16年の時を経て、遂にモデルチェンジしたリアルフォースシリーズ。
発売からしばらくして大手PCショップに入荷したとの情報を得たので、早速購入してきましたよ~
東プレ「Realforce R2-JPV-IV」
パッケージには赤のラインが入ったブラックカラーに一新されており、かつての地味な梱包とは想像も付かない程お洒落な化粧箱に変わっていて驚きました。
でも良く考えてみたらRGBと同じ路線なだけか…
ツクモ名古屋店は分かってる pic.twitter.com/rA9VpopGrG
— しもん (@simonTJP) October 22, 2017
一般向けユーザーにも焦点を当ててデザイン変更したと思われますが、個人的には高級感あふれるカラーリングが格好よくて割と好きです。前のデザインも玄人向けっぽくて好きだったんですけどね。
新発売された2機種のうち、今回購入したものはアイボリーの変荷重モデル。
もう1機種のブラックの等荷重モデルは昇華印刷じゃなかったので見送りました。
さてさて、全体像や各部の細かいディテールを見ていきましょう。
仕様
- スイッチ方式 …静電容量方式
- ストローク長 …4.0mm
- キーキャップ材質…PBT
- キー配列 …日本語JIS配列 108キー(かな有り・白グレーコンビ・昇華印刷)
- 押下特性 …変荷重 30g/45g/55g
- インターフェス …USB
- ケーブル長 …1.6m(HPには1.5mと記載)
- 寸法 …455mm(幅)×142mm(奥行)×30mm(高)
- 重量 …1.4kg
化粧箱からダンボールを取り出し開封していきます。
キーボード本体はビニールではなく緩衝フォームに包まれていて、従来よりも梱包処理を徹底しているようですね。
さらにUSBケーブルには標準でRealforceのロゴ入りマジックバンドで結束されていました。
付属品に関しては保証書兼の説明書があるだけで、特にありませんね。
外観
以前の丸みのあるデザインからカクカクの見た目に一新され、全体的にブラッシュアップされてサイズが一回り小さくなっています。
更に本体右上のインジケーター部には艶のあるプラスチックがはめ込まれたデザインになっていますが、ここだけ変に高級感があってミスマッチなことになってません?
更に言うと神経質な僕は指紋、傷が付き易そうな材質にはとても気を使うので止めて欲しいのですが…
キートップはホワイト・グレーのコンビカラーで、色合いは従来のものと特に変化はありませんね。
ご覧のとおり、スペースキーが大型化されていますね。
CtrlキーやAltキーを僅かに小型化して尺を確保しているようですが、この配慮が往来のリアフォユーザーにどのような影響を及ぼすかはよく分からんですw
ケーブルガイドは三又になっています。
フロントパネルを固定する爪の形状が変更されていて、以前のようにワンタッチで分解するのが難しくなっているのはマイナスポイント。てか、外し方が分からない…
スタンドには一工夫されており、先端の材質が軟質プラスチックになっていて滑り止め効果が期待できます。
Leopoldのキーボードはゴムパーツになっていましたが、個人的にゴムは劣化が早い印象があってネガティブイメージしかないからこの配慮はかなりうれしい。
滑り止め用のゴムパーツは倍ほどの大きさになり、2箇所から4箇所に変更されています。
横から視点。
上に張り出す部分が無くなってとてもスッキリした印象です。
サイドの凹みは持ち運びしやすいように取っ手として使えるようです。地味なデザインですが、良く考えられていて感心しますね~
インジケーターはこんな感じ。部分的に見るとかっこいいですが、全体で見るとやはりここだけ違和感がありますねぇ…もうちょっと何とかならんかったんでしょうか。
因みにハードウェア側の設定でLEDのカラーを7色から選べ、輝度を3段階で調整することが出来ます。
カラーリングは下記の7色から選べます。気軽に変更できるのはいいですねぇ。
レッド・グリーン・ブルー・パープル・イエロー・ライトブルー・ホワイト
キーキャップを外してみる
第二世代になったと聞いて一番気がかりだったのがスイッチの形状だったので、早速外してみます。
これは…どうやら前モデルと同じ形状のようですねぇ…スイッチはもしかして使い回し??
Realforce RGBのようにCherry MX軸と共有できればよかったんですが…期待していただけあって残念だ。。。
発売前から気になっていたので色々調べてはいたんですが、不確定な情報しか得られなかったので最終的には現物を見て確認するしか無かったんだよな~~~~あー惜しい。
キーキャップの製法は特に変わりない模様。バリの位置も一緒。
ただ基盤を支えるスチールプレートの防錆塗装がしっかりされていているので錆には強くなっているんじゃないでしょうか。
「R2」になって打鍵感は変わった?
まずはゆっくりとそれぞれのキーを打ってみる。ふうむ、触った感じはいつも通り気持ちいいぐらいのスムーズさだ。
ストローク、手触りの質、打鍵音。全部が全部、特に変わり無く安定した感じです。
やはりスイッチ自体には手を加えていないようですね。使い回しといえば聞こえは悪いですが、これはこれで正解だと思います。
気になるスペースキーの打ち心地ですが、このサイズでスタビライザーを2つ備えているだけあって不快なガタなどは一切無く、品質の高さが伺えます。
次にタイピングソフトを使用して高速で打鍵した感じがどんなものなのか試してみましょう。
気持ち強めに底打ちすると「パチパチ」と軽快に音を立てて次々と文字が入力されていく。
「あ~これこれ~」とタイピングするたびに気分が高鳴りますが、やっぱりどれだけ打ってもいつもと同じなので少し寂しい感じもします。
流石に同じようなキーボードを何台も持ってると変化も欲しくなるなー、ってのは贅沢な悩みでしょうか…
因みに静音モデルではないので夜間はちょっと厳しいかも?
総評
あの東プレから新モデルが出るんだからそりゃすごい物だろう!って期待感が大きかっただけにちょっと肩透かしを食らったかな。
今回購入したモノは外観が大幅に変わった以外は機能上特に目立った変更は無いので、仕方ないと言えばそれまでですがね。
これから発売される機種にはAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)と呼ばれるキーストロークをワンタッチで変更できる機能が搭載されるのでそっちに期待かな。
キーのタッチ感に調整を加えていないあたり、長年リアフォを使い続けているヘビーユーザーに対してフィーリングに変更を加える行為は危険と判断したのだろうか…それが吉と出るか凶と出るかはユーザー次第かもしれませぬ。
どちらにしても最近の東プレさんはRGB発売から波に乗っているのか、次々と新モデルを開発して世間を騒がしている?ので、第二世代テンキーレスの発売が待ち遠しい限りですなぁ…
さてちょっと話は逸れますが、ブログ開設からすでに3ヶ月ほど経ち、来訪者の方が目に見えて増えてきているので僕としてはうれしい限りです。
ただ、記事のクオリティを保ちながらだとどうしても月に2~3記事ぐらいしかコンスタントに投稿できないのが、毎日チェックしに来て下さる方には本当に申し訳ないです(泣
遅執ですが、ちまちまと頑張って更新していきますので、これからもどうぞよろしくお願いします。