REALFORCE 108UG-HiPro を購入 パート②

パート①に続いて細かい部分の補足説明を含めてレビュー。

REALFORCE 108UG-HiPro を購入 パート①
遂に生産が終了してしまった108UG-HiPro。 ...

スイッチ

HiPro

HiPro

取り敢えずキーキャップを外してみる。

一目で違うと分かる部分は、スイッチ可動部を覆うハウジング?といえばいいのでしょうか、キーの背丈が通常よりも高いため、底打ち部が大きく突き出た構造になっています。

通常モデルとの比較。画像はR2

キーキャップ

HiPro

5列目の半角/全角切り替えキー。この列が一番背が高くなっています。

HiProは2列~5列が1段階高くなっており、シフトキー、ファンクションキーがある列は通常モデルと同じぐらいの高さに設計されています。

シフトキーは他のキーと比べて唯一窪みが無く、奥側に沈み込むような形状になっています。

ホームポジションの姿勢を取ると、親指がごく僅かにシフトキーへ触れる形になります。

勿論、パームレスト有での使用が前提のデザインなので、パームレストが無いと非常に打ちづらいのは言うまでもありません。

HiProと通常モデルの比較

こうして並べて比較してみると、違いは背丈だけではありませんね。

HiPro仕様はサイドの形状が直線ではなく、丸みを帯びたデザインになっています。

更に、キートップの形状は縦方向をかまぼこ状に凹ませているものが一般的ですが、HiProのキートップは粘土を指で押しつぶしたように中心が窪んでいます。

指をキーボードに添えた時に包み込まれたような感触なので、驚きました。

キーキャップ裏側。

写真では伝わりにくいですが、ものすごく底が深い。

一応、汎用タイプのキーキャップは流用可です。普通に使えました。

逆にHiProのキーキャップは通常のモデルには使用できませんので、一応注意。

分解

分解は旧型モデルと構造が一緒なので、簡単にここまでできます。

内部はフレームが黒染めだったという事以外、特にこれといった違いは見当たらず。

長期在庫品だったのか、すでにフレームの断面部には錆が発生していました。

スチール製フレームの悲しき宿命ですね…

打鍵感

キーは背が高いので当然ですが、若干ガタがありますが、問題ないレベル。

指をホームポジションに置くと、「F」「J」キーにボッチが無い事に気づく。

よくよく見ると、「G」「H」キーは他のキーと比べて窪みが浅くなっている。この触り心地の違いで判別しろという事なのだろうか。

高さの違いに戸惑いつつも、いつも通り指を滑らせる様にタイピングしようするが、先ほど説明したように、キートップは中心だけ窪んでいるだけなので、引っ掛かって思うように打てない。

勿論、打鍵感はまったくもって別物です。

これは根本的な使用方法から違う問題なので、今まで通常のリアルフォースを使用していた僕が違和感を感じるのは当然でしょう。

滑らせる様に静かに打ち込むのではなく、HiProの場合は指を激しく上下させ、まさに“タイプライターの如く”打ち込むのが理想の使い方のようです。

無論静音モデルではないので、「ドコドコ!ガタガタ!」と中々大人しくない音がしますが、打ち込んでいて不思議と気持ちがいいです。

ただこの高さの違いに慣れるには少々時間が掛かりそうですね。打ち込みミスが多発してしまう。

それと、普段30gを使用していますが、45gの重さの変化があまり感じられませんでした。

これも恐らく打ち込み方が普段と違うからでしょう。

総評

高性能といっても人を選ぶモデルではあるでの、無理をして使用する必要はないと思いますが、実際に触れる機会があるなら是非とも試し打ちしてもらいたいですね。

電子タイプライターに慣れ親しんでいた人や、その様な打ち込み方を好んでする方にはピッタリのモデルではあると思います。

タイプライターのデザインを模したキーボードはこれまで数多く商品化されていますが、ほとんどがメカニカル式なので、静電容量式でここまで拘っているキーボードはHiProだけでしょう。

歴史的価値があると言えば少々大袈裟かもしれませんが、生産終了してしまった事は本当に寂しい限りです。

後継機モデルが出るかのアナウンスは未だ在りませんが、是非とも新作を出していただきたいですね。