遂に生産が終了してしまった108UG-HiPro。
知る人ぞ知るマニアックなキーボードですが、唯一無二の存在だったので根強いファンは生産終了をさぞ悲しんでいることでしょう。
まさかこれを自分が買うとは思ってもいなかったが、入手できる機会がたまたまあったので、半分勢いで購入してしまった。
知らない方の為に一応説明しますが、このHiProシリーズは電子タイプライターをイメージしたモデルであり、数あるREALFORCEのラインナップの中でも特にプロフェッショナル向きに設計されています。
通常のモデルとは異なる点がいくつかあるので、今回はその点に重きを置き、紹介していきます。
主仕様
- スイッチ方式 …静電容量方式
- ストローク長 …4.0㎜
- キーキャップ材質…PBT
- キー配列 …日本語JIS配列 108キー(かな無・ハイプロ・昇華印刷)
- 押下特性 …45g
- インターフェス …USB
- ケーブル長 …1.5m
- 寸法 …456㎜(幅)×169㎜(奥行)×39㎜(高)
- 重量 …1.4kg
伝統的な懐かしい香りがする茶色い箱。
別段特別な表示がされているわけでもなく、非常にシンプル。
デザインが全部一緒だから店で探す時大変なのよね…
新品を購入しましたが、付属品は保証書のみととても寂しい内容だったので溺愛します。
外観
キートップの形状に大きく変更が加えられており、目で見てわかるほど特殊な窪み方をしています。
色合いは91UG-Sと酷似しており、濃グレーの本体に、茶色が混じったグレーのキーキャップと華々しい感じはゼロですが、色合いが落ち着いていた方がタイピングに集中できるので実用性という面では最高のカラーデザインですね。
文字の視認性も悪くなく、かといって悪目立ちしない控えめな感じは高級感があります。
今回チョイスしたものは日本語配列のですが、かな印字はありません。
プロフェッショナル向きという事は、購入層に「かな入力」を多用する方が必然的に多くなると思うので、印字するべきでは?と感じましたが、どうなんでしょうかね。個人的にはこれで良いんですけど。
そういえば一昔前にジャストシステムから、かな印字された特別カラーモデル「JS Limited」バージョンが発売されていたこともあるので、必要な人はそれを買ってるかもしれない。
背面。
二股のケーブルガイドにお馴染みのスタンド。ゴム足が下部に二つあります。
フレーム自体は他の機種と同等と思われるので、改めて紹介する必要も無いでしょう。
1.4mのUSBケーブルを纏める為のタイが付属してきます。
この「REALFORCE」ロゴ入りケーブルタイは非売品なので、付属してくると結構うれしい。
サイドから見たの図。
あからさまに大きく突き出たキーが目立ちます。
2~5列が高く、1列-6列が低くセッティングされているのは、文字の入力に特化したタイプライターが基礎になっているからでしょうか。
タイプライターの機能だけで考えたら基本的に文字の入力、変換、改行ぐらいしか使わないからなぁ…CtrlやFキーとか元々無いわけだし。
通常モデル(R2)と比較。
見比べてみるとキーの高さがかなり違う。
長くなりそうなので、パート②に続きます。

すごい…SerialNumberが1だと…